ED(勃起不全)とは
加齢というものは老若男女を問わずやってきます。
勃起不全(ED)も加齢の一種ですけれども、男性にとっては人格形成にも関係し、それ以上の問題です。
またパートナーにとっても、性的欲求不満の原因ともなるやっかいな病気です。
勃起不全は 勃起機能障害や勃起障害とも呼ばれ、以前は 性的不能(インポテンツ)と呼ばれていました。
性的不能は性差別といった誤解を生みやすいことから、ED(Erectile-Dysfunction)と呼ばれるようになりました。
また男性の性機能障害は、SD(Sexual Dysfunction)と呼ばれ混同されがちですけれども、勃起不全は機能障害の一種でしかないでしょう。
EDの場合は陰茎の勃起に問題がある場合を指しましょう。
したがって男性の性的欲求を満たせないのはEDに限った問題ではないでしょう。
医療機関の調査では、日本人の中年男性(40〜50歳代)の50%が本症の悩みを持つ、とされているところです。
世界的な傾向では先進諸国のあいだで増加しており、男性の1割を占めますけれども、年齢を日本並に絞れば似たような傾向となりそうです。
加齢による変化は当然ですけれども、勃起不全が先進諸国で増加している背景には、ストレスなどの精神的要因によるものが大きいとされているところです。
精神的要因により交感神経が緊張し、海綿体へ血液を運んでいる血管が収縮するので、血流が遮断されると考えられているところです。